内定通知書を受け取る栃銀の入行予定者=1日午後、宇都宮市

内定通知書を読み上げる足銀の福富人事部長(左)=1日午前、宇都宮市

内定通知書を受け取る栃銀の入行予定者=1日午後、宇都宮市 内定通知書を読み上げる足銀の福富人事部長(左)=1日午前、宇都宮市

 県内企業で1日、2021年4月入社予定の大学生らを対象にした企業の内定式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ウェブ配信や会場変更など企業によって対応が分かれた。オンライン選考など例年と異なる就職活動をくぐり抜けた学生たちに幹部から期待の言葉が掛けられた。

 新型コロナの感染リスクを踏まえ、足利銀行は初めてウェブ配信で実施した。大学生などの内定者75人(男性40人、女性35人)は、自宅などで本店からの映像を視聴した。式では鈴木栄介(すずきえいすけ)取締役専務執行役員の祝辞と、福富裕之(ふくとみひろゆき)人事部長が内定通知書を読み上げる様子が約20分配信された。

 中央大4年板橋雄太(いたばしゆうた)さん(22)=佐野市出身=は「オンライン選考は移動時間短縮などにつながり、悪いことばかりではなかった。企業の経営を支援する行員になりたい」と語った。

 歯科医療機器製造のナカニシもウェブ配信で対応した。

 栃木銀行は例年通り対面式で行った。ただ会場はこれまでの本店社屋でなく、社会的距離などの観点から、より広いスペースを確保できる宇都宮市内のホテルに変更した。受付時には手指の消毒や検温を行った。

 大学生ら39人の内定者(男性18人、女性21人)一人ずつに内定通知書が手渡された。文教大4年阿久津華(あくつはな)さん(21)=鹿沼市出身=は「一人一人のお客さまへ親身になれる銀行員を目指したい」と抱負を述べた。

 情報サービスのTKCも感染対策を万全にして都内のホテルで実施した。感染を心配する学生に考慮し、ウェブによる参加も可能にした。式には大学生などの内定者136人中103人が参加した。同社の広報担当者は「会社の雰囲気を体感したいという学生の思いに応えられた」と話した。

 新型コロナの影響で来春卒業予定の高校生の就職活動は、企業による採用選考の開始が当初の9月16日から1カ月遅れの10月16日からとなっている。