スタッフらのサポートを受けパソコン入力の方法を学ぶ女性(左から2人目)

 31日~11月10日に開催される「益子 秋の陶器市WEB版」に出店を予定する益子町内や茨城県笠間市の作家や販売店は約230事業者に上り、154事業者だった春のWEB陶器市に比べ約1.5倍となることが、益子WEB陶器市実行委員会(塚本裕昭(つかもとひろあき)委員長)のまとめで分かった。窯元を通じて出品する作家を含めると作家総数も250人を超える「恐らく国内でも最大規模のオンライン陶器市」(実行委)となりそうだ。

 新型コロナウイルスの影響で春に続き秋もオンライン販売を決めた実行委は、9月3~9日に益子駅舎で計12回にわたり出店者向けの説明会を実施。プロフィルや作品の情報、画像などのデータをパソコン入力する方法について学ぶ作品登録レクチャー会も同14~17日に駅舎で10回開き、同25日まで出店者を募った。

 秋のWEB陶器市は、町が笠間市と共に日本遺産に認定されたことや、より地域色を打ち出すことを狙いに出店者を本県と茨城県の作家や販売店に限定。その結果、町内や笠間市の作家らを中心に約230事業者が出品することになった。

 実行委はさらに、自身でデータ入力を希望する作家らを対象にスタッフが支援するサポートセンターを23日まで益子の「つかもと」本館に隣接する大広間に開設。高齢の作家や販売店主にアドバイスしている。

 ITに明るい知人と共に訪れた町内在住の作家男性(69)は「スマートフォンもパソコンも持っていないが、販売の機会をつくらないといけない。知人の協力を得て登録しますが、スタッフの丁寧な対応がありがたい」と感謝していた。

 実行委プロジェクト統括の水野大人(みずのひろと)さん(39)は「実行委でも有料で登録手続きの代行をしていますが、できればWEB陶器市を機にデジタルに親しみ、今後に積極活用してもらいたい」と期待している。