佐野市の岡部正英(おかべまさひで)市長は1日の定例記者会見で、新型コロナウイルスのPCR検査をする市内2カ所目の「地域外来・検査センター」を同日開設したと発表した。今後の対策に役立てるため2日にも、県に対しさらなる情報開示などを求める要望書を提出する考えも明らかにした。

 7月に開設されたセンターはドライブスルー方式で、1日の実施件数は5人。新しく開設されたセンターは、実施件数を最大20人に増やし、ウオークスルー方式で実施する。アクリル板越しに患者の鼻から検体を採取することで、直接向かい合うドライブスルー方式より医療関係者への感染リスクを下げる効果を見込んでいる。場所は非公開。

 対象は市内医療機関の医師の診察により、検査が必要と判断された人。

 県への要望書は、(1)クラスター(集団感染)発生原因解明などを行う対策班の派遣要請(2)大使館を通した在留外国人に対する感染予防徹底の呼び掛け(3)人材派遣会社などでの感染対策の徹底指導-などが柱。県教委に対しても、児童生徒の心のケアを行うスクールカウンセラーの配置などを求める。

 市内クラスターの発生を受け、9月15日に出された「市緊急事態宣言」は予定通り同30日に解除された。岡部市長は「新規感染者の数が減少に転じていることや、経済的な要因なども含め、総合的に判断した」と説明した。