福田富一(ふくだとみかず)知事は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の記者会見で、中等症や重症の患者を集中的に受け入れる「重点医療機関」に県内7カ所を指定し、172床を確保したことを明らかにした。秋冬にかけて懸念される感染の再流行に備える。

 重点医療機関では、感染者専用の病棟で対応に当たる。受け入れに必要な空床の確保料が補助される。これまでに確保した313床のうち約半数が専門病床となる。医療機関名は公表しない。

 県内の感染状況の警戒度については、新規感染者は落ち着きつつあるものの病床逼迫(ひっぱく)への注意が必要な状況であることから「感染拡大注意」を1カ月間延長し、10月末までとした。

 また、世界各国からの新規入国者の受け入れが一部再開されるのを受け、外国人向けの注意喚起を強化。30日に県内各市町の国際交流協会を対象にした連絡会議を開き、パンフレット配布など外国人への周知徹底を改めて依頼した。

 PCR検査を行う地域外来・検査センターは、10月に稼働する箇所を含め計10カ所になる。福田知事は「未設置の地域でも開設に向けた協議が始まっており、県内全域での設置の見通しが立ちつつある」と説明した。