9年連続で商業地の最高価格地点となった宇都宮市池上町。都市部など一部で土地需要は堅調だが、人口減少や高齢化が進行する基準値では下落傾向が続いている=29日午前

 県が29日公表した7月1日時点の県内基準地価は住宅地、商業地ともに下落幅が9年ぶりに前年より拡大した。昨年10月の台風19号で浸水被害を受けた県南の基準値で下落幅が拡大したことに加えて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で県全体の下落基調が強まった。

 本年の地価調査代表幹事を務める不動産鑑定士の永井正義(ながいまさよし)氏は「今年は、台風19号の自然災害と新型コロナの影響で先行きが不透明な状況。今後も土地取引に与える影響を注視しないといけない」と話した。