工事を前に足場が取り付けられた本丸虎口の石垣

 佐野市富士町の国指定史跡「唐沢山城跡」で近く、城の正面入り口にあたる本丸虎口(ほんまるこぐち)の石垣解体工事が始まる。豊臣(とよとみ)家の流れを組んだとされる「鏡積(かがみづ)み」の石を、クレーンを使って取り外し、2021年度まで2年間かけて修復する。市教委は「文化財としての本格的な修復作業は初めてで、築城当時の高度な技術も解明したい」としている。

 市教委は29日、現地で記者説明会を開いた。解体する石垣は高さ約2.5メートル、幅約10メートルで、現在の唐澤山神社の西側にある。約160年前に植えられたサクラやコナラなどの根が石を押し出すなどして崩落の危険性があるという。