土木学会選奨土木遺産に認定されたいろは坂

 【日光】全国の貴重な土木構造物を顕彰している公益社団法人「土木学会」(東京都新宿区)は28日、本年度の学会選奨土木遺産に国道120号の「日光いろは坂(第1・第2)」を認定した。山内の世界遺産「日光の社寺」と奥日光の中禅寺湖畔を結ぶ道路として「リゾート開発の萌芽(ほうが)期を支え、国の先駆的観光道路の記念碑となる重要な土木遺産」などと評価した。県内での認定は17件目。

 認定制度は2000年度に創設。本年度はいろは坂を含めて全国で26件が認定され、総数は448件となった。

 同学会などによると、いろは坂の原型は782年、勝道上人(しょうどうしょうにん)が初めて男体山登頂を果たしたことで開拓された山岳信仰のための参詣道。外国人による奥日光の避暑地利用が盛んになった明治時代以降に改修整備が進み、奥日光は人気のリゾート地・観光地となった。