【宇都宮】オリオン通り沿いにある市の屋外イベント広場「オリオンスクエア」の改修工事が完了し、10月からの再稼働を前に27日、リニューアルオープン記念イベントが開かれた。広場のほぼ全面に屋根を増設し、雨や猛暑日など天候にかかわらず利用できるようにした。
オリオンスクエアは、2006年11月にオープン。ステージと約1千平方メートルの交流広場を備えている。
式典では、佐藤栄一(さとうえいいち)市長が「屋根を付け足して、全天候いつでもイベントが開催できる新たなオリオンスクエアが誕生した。中心市街地の活性化のためにもどんどん利用してほしい」と呼び掛けた。
テープカットの後、ステージイベントも開かれ、宇都宮ジュニアジャズオーケストラや地元大道芸パフォーマーなどが熱のこもったステージを披露した。
同オーケストラのリーダーで、高校3年井口大夢(いぐちだいむ)さん(17)は「新型コロナウイルスの影響で、人前で演奏するのは半年以上ぶり。屋外でのこうした環境はお客さんも乗りやすく、掛け声をもらいながら楽しく演奏することができた」と久しぶりのステージを満喫していた。