ハイプレス戦術を掲げる栃木SCの欠かせないキーマンとなっているFW明本=6日の第17節・アウェー水戸戦より

 サッカーJ2は26日までにリーグ戦前半の21節を終了し、栃木SCは8勝6分け7敗の勝ち点30で2018年のJ2復帰以降では最高成績となる9位で折り返した。前線からハイプレスをかけて粘り強く守る戦術が試合を重ねるごとに機能し、FW明本考浩(あきもとたかひろ)ら若い力も台頭。27日の後半戦初戦を前に、躍進の要因をデータなどを元に探った。

 前半戦で光ったのは守備力だ。相手のDFラインがボールを回し始める段階からボールを奪いにかかる、その手法は「超攻撃的守備」ともいえる。21試合で20失点はリーグ3位タイ。ボール保持率が50%を上回った試合は3試合のみだが、被シュート数は153本でリーグ2番目の少なさ。連動したハイプレスと高いセカンドボール回収率で相手に思い通りの攻撃をさせず、試合を通して押し込まれる展開をほとんどつくらせなかった。