ラジオ番組の聴取率調査などを行うビデオリサーチ(東京都)が先ごろ、新型コロナウイルス感染拡大時期での、ラジオ聴取状況の傾向を調べたところ、リスナーが増加した▼外出自粛が気になりだした2月から増え、緊急事態宣言以降に顕著となり、4月中旬にはピークに達した。各年代で1割ほど増加し、在宅勤務している人の割合が高かったという▼コロナ禍という新たな生活環境下で、ラジオの役割が改めて見直された。そうした中、エフエム栃木のラジオ番組が、2020年日本民間放送連盟賞の番組部門「ラジオ生ワイド番組」で優秀賞を獲得した▼対象は毎週金曜午後2時から、約5時間生放送している「RBZ friday」の昨年12月6日放送回分。「私の今年を表す漢字1文字」をテーマに、パーソナリティーの佐藤望(さとうのぞむ)さんと棚橋麻衣(たなはしまい)さんがリスナーのメッセージを受けて、軽妙なトークを展開した▼審査員からは「2人のコンビネーションが絶妙で、ラジオの楽しさを感じさせた。音楽の使い方もFMのプライドが伝わる」と評価された。開局して初の受賞で、長年親しんでいる地元局の快挙は誇らしい▼音声だけで映像がないラジオは脳を活性化させるとの説もある。スマートフォンなどで聴けるサービスも普及している。いつでもどこでも気軽に楽しみたい。