車両検査を予定するトロッコわっしー号(わたらせ渓谷鉄道提供)

 【日光】わたらせ渓谷鉄道は26日までに、来年行う車両検査の費用を確保するため実施したクラウドファンディング(CF)について、公開開始11日で目標金額300万円を達成したと発表した。予想以上の反響があったとし、同社は目標額を1千万円に引き上げて10月30日までの残る募集期間も支援を求めていく。同社の品川知一(しながわともかず)社長(61)は「初めてのことでどのくらい集まるか不安だった。とてもありがたく、わ鉄を思う人がこんなにいることを再認識した」と話した。

 CFはトロッコわっしー号の検査費用の一部に充てる。車両検査には2両分計5千万円かかる。しかし同社は、新型コロナウイルスの影響で鉄道事業の柱の一つであるトロッコ列車を約3カ月運休するなど、厳しい経営を強いられている。

 CFの募集は今月7日、期間を53日間としてスタートした。CFサイトには「乗りに行ける日を楽しみにしています」「頑張ってください」などと応援メッセージも200件以上届き、品川社長が1件ずつ返信している。また、CFを始めてから乗客の数も徐々に増えてきたという。

 募集締め切りまで1カ月以上あることから、次の目標金額を設定。品川社長は「検査費用は多額であり、ここで終わりにしないで次の目標に挑戦したい」と話した。26日現在、430万円以上集まっている。

 CFサイトは「READYFOR」。(問)同鉄道0277・73・2110。