10回2/3を無失点と安定感が光る作新学院の佐藤

2試合連続コールド勝ちと好調な佐野日大打線を引っ張る岡佐

10回2/3を無失点と安定感が光る作新学院の佐藤 2試合連続コールド勝ちと好調な佐野日大打線を引っ張る岡佐

 第73回秋季県高校野球大会兼関東地区大会県予選(下野新聞社など後援)第9日は26日、県営、清原の両球場で準々決勝4試合を行う。第1試合はともに午前9時から、第2試合は第1試合終了50分後に開始する。8強の顔触れを見ると、公立勢は石橋、足利工の2チームで、ノーシードは国学院栃木の1チームのみ。来春のセンバツ甲子園につながる関東大会の出場権をつかむまであと2勝-。各校のこれまでの戦いぶりから各試合を展望する。

■県営第1試合 宇短大付 攻めに勢い 作新 エース右腕安定

 3回戦で文星芸大付を破って勢いに乗る宇都宮短大付が作新学院に挑む。宇都宮短大付は3試合で計38安打を放った打力が魅力。チームトップの8打点を挙げている1番福田航(ふくだわたる)をはじめ、中軸にも強打者が並ぶ。文星芸大付戦で3失点完投した1年生右腕中村拓馬(なかむらたくま)の投球にも注目が集まる。作新学院は右腕佐藤優成(さとうゆうせい)が2試合計10回2/3を無失点と安定感が光る。2試合連続で1番に起用された小口莉央(こぐちりお)、シュアな打撃が持ち味の田代健介(たしろけんすけ)ら上位打線の積極性な打撃で投手陣をもり立てたい。

■県営第2試合 青藍泰斗 充実の投打 白鴎足利 粘りが身上

 投打共に戦力が充実した青藍泰斗に白鴎大足利が挑む。白鴎大足利は宇都宮北との3回戦で4点差を逆転するなど粘りが身上。主戦左腕の吉沢隆太郎(よしざわりゅうたろう)が左打者がずらりと並ぶ青藍泰斗打線を苦しめて接戦の展開に持ち込めれば面白い。青藍泰斗は主戦右腕の伊藤祐太(いとうゆうだい)が矢板中央との3回戦で12奪三振をマークし、1失点完投するなど好調。初戦で特大の右越え本塁打を放った宗祐矢(そうゆうや)のほか、左腕骨折から復帰した伊藤翔哉(いとうしょうや)主将がけん引する打線が早めに援護したい。

■清原第1試合 石橋 守りから主導権 足工 要所でしぶとさ

 公立校同士の対戦はロースコアの展開が予想される。石橋は主戦篠崎晃成(しのざきこうせい)と小林到(こばやしいたる)主将のバッテリーを中心に全3試合を2点以下に抑えた堅い守りが持ち味。対する足利工も主戦小林蒼河(こばやしそうが)が要所を締める投球で3試合をいずれも3点以下に抑えてきた。両チームとも四死球や失策で出塁した走者を犠打などで確実に進めて得点するパターンを持つだけに、少ない好機を生かせるかがポイント。石橋は長打力がある笹川健人(ささかわけんと)、足利工は勝負強い塩島健吾(しおじまけんご)の前に走者をためたい。

■清原第2試合 佐野日大 打線隙なし 国学栃木 光る機動力

 攻守にバランスが取れたチーム同士の激突。佐野日大は2試合連続コールド勝ちと打線が好調。主砲岡佐昌樹(おかさまさき)、堅実な打撃で貢献する増山渉太(ましやましょうた)主将を中心に上位から下位まで、どこからでも点が取れる。国学院栃木はチームトップの7安打を放っている最上太陽(もがみたいよう)を中心に打ち勝って接戦を制してきた。長打力はそれほど高くないが、小技や機動力を絡めて好機を確実に得点に結びつける。投手陣は互いに4~5人の継投で勝負するスタイルなだけに、先制点が勝敗の行方を左右しそうだ。