那須町の夏休み期間の観光客入り込み数と宿泊者数

 那須町の平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は25日の定例記者会見で、今年の夏休み期間(7月11日~8月25日の46日間)の町内宿泊施設の宿泊者数と日帰り観光施設の入り込み数が前年同期比でともに約35%減少し、過去10年間で最低となったと発表した。町観光商工課は「新型コロナウイルスの影響で全国的に学校の夏休みが短く、外出を控える傾向があったため」などと分析している。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 町内33施設の宿泊者数は17万1522人(速報値)で、前年同期を約8万7千人下回った。レジャー施設を含む日帰り観光施設24施設の入り込み数は72万6002人(速報値)で、約39万人減少した。

 東日本大震災が発生した2011年を含む過去10年間で、宿泊者数が20万人を割り込んだのは初めて。日帰り観光施設の入り込み数が100万人を下回るのも初めてとなる。

 全体的に厳しい状況となったが、施設による違いも見られた。美術館などの屋内施設の観光客入り込み数は4~5割減っているが、牧場などの屋外施設は2~3割減にとどまった。キャンプ施設の宿泊者数は8割増となるなど、新型コロナ禍を反映して屋外施設が選ばれたことがうかがえる。

 同課の担当者は「観光施設は密にならないよう営業する必要があり、各施設が頑張ったことで、この数字で済んだ」とした上で「『Go To トラベル』などを活用して、秋冬には観光客を呼び戻していきたい」としている。