11月8日告示、15日投開票の宇都宮市長選で、弁護士の須藤博(すとうひろし)氏(76)=宇都宮市小幡2丁目=は25日、下野新聞社の取材に対し、無所属で立候補する意向を明らかにした。現職の佐藤栄一(さとうえいいち)氏(58)が5選に向けて既に立候補を表明しており、選挙戦になるのは確実な情勢となった。

 須藤氏は、市などが進める次世代型路面電車(LRT)整備事業に反対する市民団体「宇都宮市のLRT問題連絡会」共同代表。

 同整備事業はJR宇都宮駅東側の優先整備区間で2018年に着工し、現在は工事が着々と進められているが、須藤氏は「反対運動を盛り返さなければならない。自分と同じ考えで立候補する人がいないのであれば、自分がやるしかない」と語った。

 新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、「コロナ対策を優先し、LRT工事を一時凍結すべきだ」と指摘。現職の多選を批判し、「企業の声ではなく市民の声に基づく市政」を掲げ、福祉や教育施策の充実に取り組む考えも示した。

 無所属だが、政党との協力関係に関しては、応援や協力の申し出があれば受け入れる構えという。

 須藤氏は明治大卒。1993年に弁護士登録。「九条の会・栃木」共同代表。