鳳輦が練り歩いた2018年の菊水祭

 宇都宮二荒山神社は25日までに、10月24、25日に予定している「菊水祭」について、みこしを担いで歩く例年の渡御形態を変更し、すべて車両による巡行を行うことを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、参道での流鏑馬(やぶさめ)は実施しない。

 菊水祭は江戸時代から続く神事で、毎年10月最後の週末に行われている。鳳凰を飾ったみこし「鳳輦(ほうれん)」が2日間にわたり上町と下町を渡御する。

 通常の渡御には、氏子総代や同神社神輿(みこし)保存会のメンバーなど150人ほどが参加するが、今年は「密」を避けるためみこしは担がず、みこしやてんぐ面の猿田彦(さるたひこ)、獅子頭などを車両に乗せ、車両10台ほどで巡行することにした。巡行の際、例年は約60の氏子町会の会所が設営されるが、今年は設けない。

 同神社担当者は「延命長寿や氏子の安全を祈願する神事。コロナ禍が、一日も早く沈静化されるのを願いながら執り行いたい」としている。渡御は24日が下町、25日が上町で、両日とも午前9時半~正午の予定。

 祭りに先立ち、同神社は1日から、菊水祭にちなんだ特別御朱印を期間限定で頒布する。