トムヤムクンを器に盛り付ける蕪木さん

看板料理のトムヤムクン(上)とベトナム生春巻き(右)。チキンラクサ(左)の人気も年々高まっているという

蕪木秀元さん

トムヤムクンを器に盛り付ける蕪木さん 看板料理のトムヤムクン(上)とベトナム生春巻き(右)。チキンラクサ(左)の人気も年々高まっているという 蕪木秀元さん

 JR新橋駅から徒歩6分。手頃な価格で本場さながらのアジア料理を楽しめるとあって、昼時には新橋や汐留エリアの会社員たちが順番待ちの列をつくる。

 店名は豪州・シドニーのチャイナタウンがある地名に由来する。中国料理に限らず、各国の料理を楽しめるエリアで「自分の店のコンセプトと一致した」。現地で長く暮らした、さくら市出身の店主蕪木秀元(かぶらぎひでゆき)さん(55)はそう話す。

 タイやインドネシア、ベトナム、中国料理など、現在は計64種類のメニューを提供する。客の注文が多いのは「トムヤムクン」(1290円)と「ベトナム生春巻き」(790円)という。

 最近人気が上昇しているのが、シンガポールやマレーシア名物のカレー麺「チキンラクサ」(864円)。ココナツミルクのコクと程よい辛みが絶妙にマッチし、やみつきになる味だ。

 小山高専5年生だった20歳の時、ワーキングホリデーで豪州に渡った。日本料理屋で働く傍ら、食べ歩きを重ね、アジア料理の「複雑でパンチのある味」に魅了されたという。各国に足を運んだり、現地の料理学校に通ったりして、10年以上にわたって腕を磨いた。

 店を開いて24年目になる。「新型コロナウイルスの影響で当面先になってしまいそうだが、将来的には栃木にも店を持ちたい」。古里の人々にアジア料理の魅力をもっと知ってほしいと思っている。

 メモ 港区新橋5の30の4 電話03・3435・0678。昼は午前11時半~午後3時、夜は午後5時半~11時。土曜日は昼のみ営業。日曜祝日休。

■店主の思い

 まとまった休みの時には地元に帰っています。雄大な男体山と高原山を見て育ったので、あの景色を見ると落ち着きます。海外でも山が見えるとホッとしますね。