正造の生誕180年を記念し発売された2種類のストラップ

 【佐野】小中町の県指定史跡「田中正造旧宅」を管理する一般財団法人の小中農教倶楽部(くらぶ)はこのほど、正造が来年生誕180年を迎えることを記念し、天明鋳物ストラップの販売を始めた。

 ひもに取り付けられた天明鋳物は楕円(だえん)形とハート形の2種類で、いずれも縦約3センチ、横約2センチ。門人が「全人格を一語で表せば愛」と正造を評していたことにちなみ、中央には「愛」の字が刻まれている。

 正造は1841年、当時の小中村生まれ。県議や衆院議員を歴任し、足尾鉱毒事件の解決に尽力した。晩年には「農業の振興や教育に役立ててほしい」と、家屋を含む全財産を村に寄付。これを受け地域住民が同法人を結成し、正造宅の維持、管理を続けてきた。

 同倶楽部によると、正造の生誕の節目に記念品を販売するのは初めて。事務所の担当者は「今の段階ではプレ180年ということになるが、これをきっかけに愛にあふれる正造の精神をさらに広めることができれば」としている。

 価格は500円。毎週火、木、土、日曜に販売。(問)同旧宅事務所0283・24・5130。