とちエールの相談件数の推移

 県の「とちぎ性暴力被害者サポートセンター」(愛称・とちエール)の開設5年目(2019年7月~20年6月)に寄せられた相談件数は、前年同期比で73%増の434件に上ったことが19日までに、県のまとめで分かった。センターの周知が進んだことや、泣き寝入りせずに被害を訴える社会的機運の高まりなどが要因とみられ、開設以来最多となった。児童相談所との連携が進んだことに伴い、性的虐待の相談が増加傾向にある。

 開所1~3年目の相談件数は200件未満だったが、4年目は251件、5年目434件と一気に増加した。毎年続けている中高校生への啓発カードの配布に加え、警察や児童相談所など関係機関との連携が強化されたことが要因という。

 とちエール 性犯罪・性暴力被害者を総合的に支援するため、県が2015年7月、済生会宇都宮病院内に開設した相談窓口。看護師やソーシャルワーカーが電話や面接で相談を受ける。本人の意向に応じて産婦人科での医療支援、警察への届け出、弁護士による法律相談などを関係機関が協力して行う。