里山の棚田で行われた稲刈り=17日午前10時25分、那珂川町小砂、小型無人機から

 里山にも秋の気配が漂い始め、「日本で最も美しい村」連合に加盟する山あいの栃木県那珂川町小砂(こいさご)地区では稲刈りのシーズンを迎えた。

 時折晴れ間がのぞいた17日は、同町小砂、会社員石井大朗(いしいだいろう)さん(64)が自らの棚田約30アールで作業。地元住民らでつくる「小砂village協議会」の笹沼享一(ささぬまきょういち)会長(70)も協力し、黄金色に色づき穂を垂れた稲を農機具で刈り取っていった。例年並みの収量を見込んでいるという。

 同協議会は毎年、地区内の民家に宿泊し農業体験などをしてもらう「棚田オーナークラブ」を行っていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。笹沼会長は「来年以降も棚田オーナークラブを続けたい。地域で協力しながら里山の美しい景観を守っていく」と話していた。