逃走する容疑者=17日午前、JR岡本駅付近(栃木県警提供)

逃走する容疑者=17日午前、JR岡本駅付近(栃木県警提供)

逃走する容疑者=17日午前、JR岡本駅付近(栃木県警提供) 逃走する容疑者=17日午前、JR岡本駅付近(栃木県警提供)

 17日午前8時20分ごろ、宇都宮市下岡本町のJR岡本駅に隣接する公衆トイレ内で、男が県内の高校に通う県央在住、女子生徒(16)に「金目の物を出せ」と脅し、カッターナイフのようなもので少女の右手を切り付け、そのまま逃走した。少女は右の手のひらに約1週間のけがを負った。宇都宮東署は強盗致傷事件として捜査しており、現場付近の防犯カメラの映像を公開するなどし、男の行方を追っている。

 県警によると、逃走した男は20~30代とみられ、身長170センチ程度で痩せ形。白い半袖Tシャツと黄土色の長ズボンを身に着け、黒いトートバッグを持っていた。現場から線路沿いに南の方向に走って逃げた。

 女子生徒は登校する途中だった。県警によると、女子生徒は女子トイレの個室から出た際に男と鉢合わせになり、抵抗して手を切られたとみられる。男は「騒いだら殺す」などと脅したという。男と面識はないとみられる。女子生徒から助けを求められた駅員が110番した。

 現場は、市が設置した公衆トイレ。近くに勤める男性(67)は「仕事をしていたら駅の方から『キャー』という声が聞こえた。犯人がどこにいるか分からないなんて怖い」と声を落とした。

 県警は当面、現場付近の通学路で警戒を強化する。また同市教委は同日、市内の小中学校全93校に、施錠の徹底や校庭の利用自粛を要請。合わせて保護者や教員が付き添う登下校を推奨した。県教委も、計77の県立学校に対し、可能な限り1人で登下校をさせないよう通達を出した。