外相再任が決まり、首相官邸に入る茂木氏=16日午後3時55分

 16日発足の菅義偉(すがよしひで)新内閣では自民党栃木県連会長の茂木敏充(もてぎとしみつ)外相が再任された。菅首相は外交経験が浅いと指摘されるだけに、茂木氏が果たす役割の増大も想定される。認証式や初閣議など夜まで慌ただしく過ごした茂木氏は下野新聞社の取材に、外交のかじ取り役としての決意や使命感を改めて表明した。一方、本県選出の与野党国会議員からは新内閣への期待と懸念の声が上がった。

 新閣僚呼び込みを受けた茂木氏は午後3時55分ごろ、引き締まった表情で首相官邸に入った。約10分後に官邸を出る際、菅首相から日米同盟強化や「自由で開かれたインド太平洋」構想実現に取り組むよう指示を受けたと記者団に説明した。安倍晋三(あべしんぞう)前首相が展開した「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を振り返り、「国際社会の日本への期待は大きくなっている。引き続き存在感ある外交を展開していきたい」と抱負を述べた。

 一方、首相指名で立憲民主党の枝野幸男(えだのゆきお)代表に投票した立民の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は再任や横滑りの閣僚の多さに触れ「代わり映えがしない」と指摘。その上で「安倍内閣は戦後日本が築いてきたものを壊した内閣。路線を継承する菅内閣も心配だ」と懸念を示した。