北高根沢中ソフトボール部の引退試合サポートプロジェクト(提供写真)

 【下野】ラジオパーソナリティーなどとして活躍する市出身のMCタレント永井塁(ながいるい)さん(33)が、新型コロナウイルス禍で公式試合がないまま部活動を引退する児童や生徒のために、「引退試合サポートプロジェクト」を展開している。プロの試合のような場内アナウンスで引退試合を盛り上げ、引退セレモニーも演出し、「部活の最後の思い出」づくりをサポートしている。

 8月2日、高根沢町の北高根沢中ソフトボール部の引退試合が行われた。場内アナウンスがスターティングラインアップを力強く読み上げ、選手がグラウンドに飛び出していく。試合後はマウンドに保護者が一人一人呼び出され、生徒が感謝の言葉を述べる感動的なシーンもあった。

 永井さんが初めて手掛けた同プロジェクトの一こまだ。永井さんはレディオベリー(エフエム栃木)のパーソナリティーやとちぎテレビのMCとして活躍する傍ら、進路相談などで10代の若者を支援する「ティーンズライフプロジェクト」に取り組んでいる。

 そんな中で、部活動を頑張ってきた小中高生が練習試合で引退していくことを残念に思い、場内アナウンスや音響の演出を入れた引退試合にできないかと思い付いたという。

 音響機器などの費用がかかるが、自身の後援者でもある市内の建設会社やクリニック、お寺がスポンサーを引き受けてくれた。趣旨に賛同した宇都宮市のイベント会社「エムズコネクション」が協力してくれたことで、一気に実現した。

 永井さんが請け負ったのは5件。あと3件残っており、新型コロナウイルス対策を検討しながら、企画案を練っているという。

 永井さんは「次の10代支援のプロジェクトとしては、無料塾の開講を検討しています」と話している。