栃木県は14日、佐野、栃木の両市と群馬県在住の10歳未満~60代男女計21人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち19人はこれまで佐野市で確認された感染者の接触者。いずれも重症化していない。県内全体の重症者は2人。
19人のうち、佐野市の30~60代男女5人と栃木市の30代女性1人は、クラスター(感染者集団)が発生したホームパーティーの参加者。それ以外の13人は12日までに陽性が判明していた感染者の家族や親族、知人、同僚だった。
ホームパーティーは佐野市内の感染者の自宅で5日夜に開かれ、深夜まで飲食やカラオケなどを行った。今回の6人のほか、10、12日に感染が確認された同市在住の20~40代男女7人も参加していた。県は参加者の調査などを進めている。
県の発表を受け、同市は15日早朝に対策本部会議を開く。感染が確認された中学生が通う当該校は15日から休校となる。
19人以外は群馬県在住の40代アルバイト男性と男子高校生の親子。
県と宇都宮市は14日、計39件検査(委託分は未集計)。累計検査件数は2万5965件、退院は302人。