完成した真岡市新庁舎。右は現庁舎=13日午前、同市荒町、小型無人機から

20年後のわが子に向けたメッセージ入りの封筒をタイムカプセルに投函する嶋田さん夫妻

完成した真岡市新庁舎。右は現庁舎=13日午前、同市荒町、小型無人機から 20年後のわが子に向けたメッセージ入りの封筒をタイムカプセルに投函する嶋田さん夫妻

 現庁舎西側に建設された栃木県真岡市新庁舎の竣工(しゅんこう)記念式典が13日、1階市民ロビーで開かれた。縦の糸と横の糸を紡ぐ真岡木綿のように、「人と人のつながりを紡ぐ市庁舎」をイメージした外観が目を引く新たな市のシンボルの完成を関係者ら約80人が祝った。19~22日に業者や職員が引っ越し作業を行い、23日午前8時半に開庁する予定。

 新庁舎は基礎免震構造の鉄筋コンクリート5階建てで、延べ床面積約1万3700平方メートル、敷地面積約1万4千平方メートル。市民サービスの向上や防災・災害復興の拠点、環境への配慮など5項目を建設の基本方針とし、1階には来庁者の多い窓口部門を集約。2階南側に開放的なテラスと全面ガラス張りの「市民プラザ」を設けたほか、屋上には太陽光発電設備を配置した。

 式典には来賓の福田富一(ふくだとみかず)知事や佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員、近隣自治体の首長らが出席。石坂真一(いしざかしんいち)市長が「竣工を契機にさらなる市政の発展に努め、新庁舎を核とした街のにぎわいを創出していきたい」と式辞を述べた。

 神戸製鋼所真岡製造所から竣工記念に贈呈され、同ロビーに設置されたアルミ合金製のイチゴ型タイムカプセル(高さ約1・5メートル、重さ約3キロ)の除幕式も行われ、石坂市長と共に台町、公務員嶋田貴弘(しまだたかひろ)さん(32)と妻の公務員歩美(あゆみ)さん(33)、生後5カ月の長男硯斗(すずと)ちゃんも臨んだ。

 4月3日生まれの硯斗ちゃんが本年度の市内第1号の新生児だったことから選ばれた嶋田さん夫妻は、20年後のわが子に向けたメッセージ入りの封筒をタイムカプセルに投函(とうかん)し、「成人した息子と一緒に開封したいですね」と健やかな成長を願っていた。

 メッセージは2020年4月2日~21年4月1日に生まれた市内の子どもの親を対象に受け付けて封印され、40年度に開封される予定。