「飼い主を募集しています」 犬、猫の譲渡機会拡大へ 市施設にポスター掲示 宇都宮市保健所

 収容した犬、猫の殺処分減少を目指し、宇都宮市保健所生活衛生課は、新しい飼い主を募集する情報発信に力を入れている。ホームページ(HP)に加え、犬、猫の特徴や性格を分かりやすく伝えた写真入りのポスターを市施設約50カ所に掲示し、譲渡機会の拡大を図る。担当者は「温かい家で幸せに命を全うしてほしい」と、家族に迎えてくれる“ご縁”を待っている。

 同課は、捕獲するなどした犬、猫の譲渡事業を2009年度に開始。隣接する収容施設で職員が世話をしながら、HPやメールで情報を発信している。

 インターネットを使わない人などに向け、昨年12月からは、地区市民センターや図書館などへのポスター掲示にも取り組み始めた。

 A3判カラーのポスターで、犬、猫の性格を分かりやすい文章で紹介。写真もきれいな花を背景に撮影するなど、市民の目に留まりやすいよう工夫している。

 同市内で保護された3本足の犬のポスターには「いつもニコニコ」「ゆっくりと一緒に歩くことができます」などと書かれ、今月上旬、「飼いたい」という人が現れた。この犬を「みっちゃん」と呼んで約3カ月間、飼育を担当していた同課の職員は「別れは寂しいが、みっちゃんが安心できる家が見つかって本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。