昨年のジャパンカップ=2019年10月

 新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった、宇都宮市内を舞台とするアジア最高位の自転車ロードレース「ジャパンカップサイクルロードレース(ジャパンC)」の実行委員会(事務局・宇都宮市都市魅力創造課)は10日までに、インターネット上の仮想空間のコースで国内外の有力選手がバーチャルレースを繰り広げる「デジタルジャパンカップ」を、10月17日に開くことを決めた。「自転車のまち宇都宮」で定着したジャパンCの魅力を継続して発信したい考えだ。

 バーチャルレースは、宇都宮市にある森林公園周回コース(10.3キロ)を仮想空間に再現し、選手のアバター(分身)が走る。選手はローラー台に固定した自転車に乗ってオンライン上でレースに参加。実際の選手の動きがアバターに反映されるという。

 実行委は過去にジャパンCに出場した国内外のチームなどに出場を依頼しており、50人の参加を目標としている。

 レースは動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信する。宇都宮市江野町のオリオンスクエアに設置されている大型映像装置でも観戦できるよう準備を進めており、実行委事務局は「スポーツの要素に加え、イベントとして楽しめる側面もある。新たなファン獲得にもつなげたい」と期待する。

 ジャパンCは1992年に始まり、国内外のトップ選手が集うレースとして定着している。近年は宿泊や飲食、物販ブースなどでの経済効果が25億円以上に上るとされている。