利用・販売期間が延長される「とちぎ応援プレミアムチケット」

 栃木県は10日、新型コロナウイルスの感染拡大で冷え込んだ県内の飲食や小売り、サービス業を支援するため8月から販売しているプレミアム率2割の「とちぎ応援プレミアムチケット」について、利用・販売期間を延長すると発表した。中小企業と個人事業主に限っていた取扱店の制限も同日撤廃し、上場企業なども対象とした。県はこれらのてこ入れ策でチケット利用を促し、消費拡大につなげる考え。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 チケットは8月3日から、県内の郵便局で1冊6千円分を5千円で販売している。県民か県内への通勤、通学者が1人2冊まで購入できる。利用できる取扱店には9日時点で約4800店舗が登録している。今月30日まで販売し、10月31日まで利用可能としていた。

 発行した100万冊のうち、6日時点での販売数は31万冊にとどまり、10日の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は「想定の半分のペース」と指摘した。県は、県内市町で県より高いプレミアム率の商品券が発行されていることやPR不足、発売時期に新型コロナ感染者数が増えた点を要因に挙げている。

 県はチケットの販売、消費拡大を図るため、期間の延長を決めた。チケットの利用期間は3カ月延長し来年1月31日までとした。県は消費が増える年末年始を含めることでチケットの利用拡大を期待する。販売期間も2カ月延ばし、11月30日までとするよう郵便局と調整している。

 また、取扱店も県内事業者であれば規模に関係なく登録が可能になった。利便性向上とともに、福田知事は「従業員の雇用維持につながると期待したい」と述べた。

 県によると、新型コロナ感染者数が減少傾向となった8月下旬以降、チケットの販売数も増えているという。担当者は「感染の状況に影響される部分はあるが、多くの事業者の救済につながるようチケットを利用してほしい」と話した。