栃木県庁

 栃木県は10日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染拡大のピーク時に備えた医療提供体制などについて確認した。軽症・無症状者向けの宿泊療養施設では新たに県北、県南地区に2施設、計173室を確保したことを報告。既に患者を受け入れている宇都宮市の「ホテル丸治」と合わせ計284室となり、同ホテルで逼迫(ひっぱく)が見込まれる場合に順次、利用を開始する方針。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 厚生労働省の推計モデルに当てはめると、県内ではピーク時の新規感染者は40人で、517人が入院、宿泊療養するとされる。確保すべき病床数は300床となるが、現時点では311床(うち重症病床41床)を確保している。

 宿泊療養施設も確保すべき250室を上回っている。新たな受け入れ先として県と協定を締結した2施設は、施設側の意向により場所や名前は非公表とした。

 検査体制では最大900人の検査が必要とされるが、4日現在で最大1668人の検査実施が可能となっている。

 県内の警戒度については、有識者会議の意見も踏まえ、新規感染者は減少傾向にあるものの近隣都県の状況などから「感染拡大注意」を維持することを決定した。会議後の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は「重症者から軽症者まで全ての患者に対応できるよう引き続き医療提供体制の充実に努めていく」と述べた。