宇都宮大学庭園、登録記念物に 文化審議会答申 幾何学的な構成が特徴

 文化審議会は16日、宇都宮市峰町の「宇都宮大学庭園」など5県の建造物など5件を国登録記念物に登録するよう松野博一(まつのひろかず)文部科学相に答申した。近く答申通り告示され、県内の国登録記念物は4件となる。

 同大によると、宇都宮大学庭園は、農学部の前身である宇都宮高等農林学校が1923(大正12)年に開校した際、佐藤義長(さとうよしなが・)初代校長が花卉(かき)園芸などの専門教育にも役立つような学校庭園の建設を構想したのが始まり。教職員が設計し、学生や地域の青年団の奉仕活動により、26年に完成した。

 フランス式庭園にならった整形式庭園で、面積約3225平方メートル。左右対称の幾何学的な平面構成となっている。南北の軸線である園路のほぼ中央のサークルを中心に、芝生からなる北部分、池を中心とした南部分からなる。何度か改修されているが、空間構成を大きく変えることなく維持されてきた。現在は学生や教職員だけでなく地域住民にも開放され、憩いの場として活用されている。