水盤に色とりどりの菊の花が浮かんでいる

 栃木県下野市下古山の星宮神社では、9日の「重陽の節句」に合わせて手水(てみず)舎の水盤に色とりどりの菊の花を浮かべる「花手水」が行われ、参拝者たちの目を楽しませている。

 重陽の節句は、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだりして、不老長寿を願う行事。菊の節句とも呼ばれる。

 同神社では新型コロナウイルス対策で手水舎の使用を中止しているが、小林誉史(こばやしたかふみ)禰宜(ねぎ)(31)が「参拝に来た人を和ませたい」と菊で手水舎を飾ることを思いついたという。菊の花は神社の氏子で菊農家の高山功(たかやまいさお)さん(66)が寄付してくれた。

 小林禰宜は「端午の節句などに比べ、あまり知られていない重陽の節句も知ってもらいたい」と話した。同神社では重陽の節句の御朱印(千円)も用意している。