2018年度に県内のバスやデマンド交通の運行などに投入された公費負担額は前年度比1億1千万円増の22億5300万円に上ったことが7日までに、県県土整備部のまとめで分かった。人口カバー率は0・3ポイント増の92・7%で、いずれも過去最高を更新し続けている。市町バスに比べ公費負担の割合が大きいデマンド交通の運行で公共交通空白地を埋めているのが実情で、県は自動運転の実証実験など新たな技術に活路を見いだそうとしている。

 18年度の県内運行系統数は民間バス269系統、市町村生活交通が184系統。路線で比べると、採算が取れているのは17・7%に当たる67路線で、そのほとんどが民間バス系統だった。不採算は311路線(82・3%)。民間が運行を廃止した赤字路線を市町がカバーしているため黒字化は難しい状況だ。