来年検査を控えるトロッコわっしー号(わたらせ渓谷鉄道提供)

 【日光】新型コロナウイルスの影響で厳しい経営が続くわたらせ渓谷鉄道は7日、来年に控えるトロッコ列車の車両検査の費用を確保するためクラウドファンディング(CF)を始める。募集期間は10月30日までの53日間で、目標金額は300万円。

 新型コロナの影響で、観光列車として運行するトロッコ列車が約3カ月運休するなど、今年4~7月の鉄道事業の収入は前年同期比75%減となった。

 来年6~7月には、車両製造10年を迎えるトロッコわっしー号の2両が本格検査を行う。検査費用は約5千万円に上ることから、一部をCFで補う。

 出資額は1口5千~100万円。枕木にネームプレートを取り付ける権利(3万円)や運転台など特別な場所での記念撮影権(30万円)、トロッコわたらせ渓谷号の一日貸し切り(100万円)などの返礼を用意している。

 同鉄道の品川知一(しながわともかず)社長(61)は「厳しい経営状況で検査費用を捻出するのは大変な状況。車両に乗ってもらうことも含め、いろんな形で応援してほしい」と多くの支援を求めた。

 CFサイト「READYFOR」で募集する。(問)同鉄道0277・73・2110。