小学生向けの交通安全動画を撮影するスタッフ=8月、宇都宮市陽南3丁目、県自動車学校

小学生向けの交通安全動画を撮影するスタッフ=8月、宇都宮市陽南3丁目、県自動車学校

小学生向けの交通安全動画を撮影するスタッフ=8月、宇都宮市陽南3丁目、県自動車学校 小学生向けの交通安全動画を撮影するスタッフ=8月、宇都宮市陽南3丁目、県自動車学校

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、交通安全教室の開催が減少する中、栃木県交通安全協会(県安協)は、DVDで交通ルールを学べる動画教材の制作を進めている。小学生の交通事故の4割超を占める歩行中や自転車乗車中を防ぐため、分かりやすく注意点を解説する内容を目指す。10月上旬にも県内全ての小学校に配布する予定。県安協が小学校に動画教材を配布するのは初めてという。

 県警交通企画課によると、今年の小学生の事故当事者数は8月末現在、前年同期比31人減の76人。このうち歩行中は13人、自転車乗車中は21人で、合計すると総数の4割超を占める。

 事故状況を踏まえ、動画は「歩行者編」と「自転車編」の2部構成。ナレーションは、県安協のマスコットキャラクター「ちゃんと君」が担当する。

 「歩行者編」では、正しい歩道の歩き方や横断歩道の渡り方などを解説。飛び出し事故が目立つため、「止まる、見る、待つ」といった安全確認を徹底するよう伝える。「自転車編」は、乗車前の点検やヘルメット着用を呼び掛ける内容。曲がり角での事故が多いため、自転車編でも安全確認の重要性を訴える。またスタントマンによる交通事故の再現や、県警交通機動隊による白バイ走行の映像も盛り込んだ。

 動画は、県安協のホームページでも公開するという。動画制作責任者の弓田哲司(ゆみたてつじ)県安協安全対策課長は「1人でも多くの小学生に見てもらい、交通事故減少の一助となればうれしい」と話した。