プロジェクトの拠点施設としてオープンした「佐野らーめん予備校」

 栃木県佐野市は31日、市外からの移住促進とラーメン店開業者育成などを兼ねたプロジェクトの拠点施設「佐野らーめん予備校」を若松町に開設、1期生の募集を始めた。11月に基礎研修をスタートする予定。

 プロジェクトは2021年度まで、国の地方創生推進交付金を受けて進められる。

 市によると、市内には約150軒のラーメン店があるが、店主の高齢化に伴い後継者の確保が課題となっている店も少なくないという。市は後継者育成と移住希望者の仕事探しという二つのニーズをマッチングさせようと、昨年度からプロジェクトの準備を進めてきた。

 「予備校」はかつてラーメン店だった空き店舗を活用。木造2階建て延べ床63平方メートルで、1階が調理、2階が座学研修施設となる。講師は市内のラーメン店主らが務め、最短で1年程度で独り立ちできるよう支援する。1期生の募集定員は5人程度。研修費は1人9万9800円で、移住者には約10万円の奨励金が支給される。

 岡部正英(おかべまさひで)市長は31日の定例記者会見で「新型コロナウイルス収束後に、さらに佐野ラーメンの知名度が全国に広がるよう準備を進めたい」と述べた。

 (問)市総合戦略推進室0283・20・3012。