20世紀アートの魅力満載 宇都宮美術館で企画展「美術館狂詩曲」

 20世紀美術の魅力をユーモアたっぷりに紹介する企画展「美術館狂詩曲(ラプソディー)−20世紀の痴愚神礼讃(ちぐしんらいさん)」が25日まで、宇都宮美術館で開かれている。ルネサンス期の人文学者エラスムスの著書「痴愚神礼讃」に登場する痴愚女神「モーリアさん」がゲスト・キュレーターとして企画した、という一風変わった内容。合理的な思考を軽々と飛び越えていった芸術家たちによる絵画、版画、ポスター、立体など約180点が展示されている。

 迷信や思考停止に対する批判をユーモアに包んで提示している同著をよりどころに、合理主義に対する「痴愚」からの警鐘として20世紀美術を再考する企画展。「ピラウティア(うぬぼれ)」「ヘードネー(情欲)」「パトス(情動)」「レーテー(忘却)」など八つのコーナーに、マルク・シャガール、パウル・クレー、ワシリー・カンディンスキー、谷中安規(たになかやすのり)、木村直道(きむらなおみち)など国内外の作家たちの作品が並ぶ。