黄ぶなのお守りを手にする井上住職

 【宇都宮】西原1丁目の光琳(こうりん)寺が、疫病退散の縁起物として宇都宮に伝わる「黄ぶな」を描いたお守りを新たに製作した。9月から一般への配布を始める。代金は医療従事者への寄付や台風19号の復旧支援の義援金に活用するという。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って黄ぶなの認知度が上がる中、無病息災を願うとともに、あらためて郷土文化を伝えようと、井上広法(いのうえこうぼう)住職(40)がお守りの製作を企画した。

 お守りのデザインは、田川を泳ぐ黄ぶなをイメージして、市出身のイラストレーター国友裕(くにともゆう)さん(44)が手掛けた。「幅広い年齢の人に受け入れてもらいたい」という思いから、ポップに仕上げている。

 井上住職は数年前、郷土玩具店を訪れた際に、顔が赤いのは魔よけの意味があるからなど、黄ぶなの持つさまざまな意味を知ったといい、「地域文化としての黄ぶなの価値をあらためて多くの人に知ってほしい」と話している。

 お守りは1千円。寺で直接受け取るか、インターネットでの通信販売も実施する。(問)同寺028・634・9658。