準備しておきたいペット用の避難用品や備蓄品

無駄ぼえしないよう事前にしつけておくと、避難所でも困らない(栃木県動物愛護センター提供)

準備しておきたいペット用の避難用品や備蓄品 無駄ぼえしないよう事前にしつけておくと、避難所でも困らない(栃木県動物愛護センター提供)

 本格的な台風シーズンが近づく中、もし大規模な自然災害が発生した場合、飼い主はどのようにしてペットの命を守るのか。9月20日からの動物愛護週間を前に、栃木県動物愛護指導センターで、避難所での対応や事前の心構えなど「ペットの防災対策」を聞いた。

 ペットとの避難で「同行避難」という言葉が使われるが、これは災害発生時に飼い主がペットを連れて、避難所まで安全に移動すること。避難所内で人と同室でペットの面倒を見ることではないので注意しよう。

 ただ、どのような状況でも必ず同行避難しなければいけないというわけではない。自宅が安全で定期的にペットの世話をするために戻れる状況であれば、避難所に連れて行かないことも選択肢の一つだ。

 場合によっては避難所での受け入れが難しいこともあるため、他県の知り合いや親戚など、預け先を確保しておこう。さらに預け先が病院に連れて行く場合も想定し、既往歴やワクチンの接種状況をメモにまとめてケージに貼っておくと緊急時に役立つ。

 一方、避難所は大勢の老若男女が出入りする。動物が苦手な人もいるので、そうした人への気遣いも必要だ。ペットが他人や他の動物に対し、怖がったり攻撃的になったりしないように日頃から慣らしておこう。

 また、ケージの中でペットを世話する場合もあるため、普段からケージの中で餌を与えるなど工夫し、ケージを嫌がらないようにしておく。無駄にほえないようにしつけておくと、トラブル防止にもなる。

 避難所では人への支援物資が優先され、ペット用の餌が支給されるまでに時間がかかることもある。平常時に、普段食べている餌や水を少なくとも5日分、できれば7日分以上確保して備えよう。

 災害が発生すると、ペットが行方不明になることも。平常時から首輪に飼い主の連絡先を記載した迷子札を付けておけば、迷子になって保護されても飼い主の元に戻ってくる可能性が高まる。このほか、普段から首輪やリードの十分な強度があるかなどを点検しておくと、緊急時に外れることは少なくなる。

 同センターの担当者は「災害時にペットを守れるのは飼い主だけ。災害時のペットの世話も飼い主の責任になるので、事前に備えてほしい」と呼び掛けている。