らくりん座の半年ぶりの本公演となった「あらしのよるに」=30日午後2時半、芳賀町民会館

らくりん座の半年ぶりの本公演となった「あらしのよるに」=30日午後2時半、芳賀町民会館

公演後に児童から花束を受け取る演者(右から2人目)=30日午後3時、芳賀町民会館

らくりん座の半年ぶりの本公演となった「あらしのよるに」=30日午後2時半、芳賀町民会館 らくりん座の半年ぶりの本公演となった「あらしのよるに」=30日午後2時半、芳賀町民会館 公演後に児童から花束を受け取る演者(右から2人目)=30日午後3時、芳賀町民会館

 那須塩原市下大貫の劇団らくりん座の公演「あらしのよるに」が30日、芳賀町祖母井(うばがい)の町民会館で行われた。新型コロナウイルスの影響で公演がキャンセルや延期となっていたため、1時間以上の演目を上演する本公演は半年ぶり。同劇団の支援などを目的に、町内3地区の子ども会育成会連絡協議会が親子交流会として主催した。

 開催のきっかけは、祖母井地区会長の同町稲毛田、農業古谷智則(ふるやとものり)さん(43)が、新型コロナの影響を受けて窮地に立つ劇団の状況を伝える新聞記事をインターネットで読んだこと。小学生の時に劇団の公演を鑑賞したことがあり、「力になりたい」と発案した。

 この日、参加したのは会員の幼児から中学生までの親子約120人。感染対策として、会場の入り口ではサーマルカメラによる検温、手指消毒を実施した。ホールは収容人数1千人で、家族ごとに間隔を空けて座れるよう席をあらかじめ指定した。

 同作は、互いの正体を知らずに友達となったヤギとオオカミの友情をテーマにした絵本が原作。舞台装置の迫力や演者の息遣いが生で感じられる約80分間の舞台を、児童らは真剣な表情で見入っていた。芳賀東小5年福田太一(ふくだたいち)君(11)は「久しぶりに面白い体験ができてうれしかった」と喜んだ。

 劇団の大河内真由美(おおこうちまゆみ)代表(52)は「(応援の)電話などをもらう中で、コロナに負けないで頑張っていこうと思った。支援のために企画してくれて、本当に感謝しかない。公演できることが貴重な体験だと身に染みた」と話した。