県内のマイナンバーカード交付状況

 県内のマイナンバーカードの交付枚数が7月以降、これまでの月平均の2倍近くに増えている。新型コロナウイルス対策として、1人当たり10万円を配る特別定額給付金の申請などが主な要因。9月1日からはカードを持つ人がキャッシュレス決済サービスを利用した場合、最大5千円分のポイントが付与される国の「マイナポイント」事業が始まる。県内の自治体は新事業の対応に苦慮しつつも、カードの普及に期待を寄せている。        

 総務省のまとめによると、本県の累計交付枚数は8月1日現在、前月に比べ1万4341枚増の33万9538枚で、交付率は17.2%。特別定額給付金をオンライン申請する際に、カードが必要となったことから申請が相次いだ。カードは申請から交付まで、通常1~2カ月掛かる。県によると、これまで県内の交付枚数は月平均7千~8千枚で推移していたが、7月と8月はその倍近くに上った。

 「交付枚数がこの1カ月、顕著に増えている」と話すのは宇都宮市の担当者。特に夏休みやお盆期間中は、窓口にカードを受け取りにくる市民の数が昨年の1.5倍に上り、「対応には追われたが、うれしい悲鳴だ」と受け止める。