沼地に飛来する雄のひな「わたる」(上)と親鳥=30日午後3時8分、栃木市内の渡良瀬遊水地

 栃木県小山市下生井の渡良瀬遊水地で5月末に誕生したコウノトリのひな「わたる」と「ゆう」。待望の巣立ちから約1カ月が経過し、親離れの時期が近づいている。

 現在2羽は親鳥の「ひかる」と「歌」とともに、遊水地内の水場や付近の田んぼで生活を送る。家族4羽がそろって過ごす姿やひなが自ら餌を取る様子などが確認されている。

 30日も午後3時すぎ、遊水地内の水場に親鳥と左足に「黒緑」の足輪をした「わたる」が降り立った。毛づくろいをしたり、餌を探すようなしぐさをする姿が見られた。「コウノトリ見守り隊」の横田耕司(よこたこうじ)さん(71)は「小さな時から見てるのでかわいさもひとしお。元気に飛んで行ってくれたら」と笑顔で話した。

 同市渡良瀬遊水地ラムサール推進課によると、2羽はあと1カ月ほどで親の元を離れ、県外に飛んで行く可能性があるという。