オンラインで家族や友人に見守られながら写真館のスタジオで結婚式を挙げた荒井さん夫妻

 新型コロナウイルスの影響で挙式を延期した新郎新婦のために、栃木県小山市東城南1丁目の田村写真館が23日、同所の撮影スタジオ「天使の森小山ルミナス」で「オンライン挙式」をプレゼントした。田名網勝(たなあみまさる)社長(51)が「少しでも明るい可能性を感じてもらいたい」と企画した。

 式を挙げたのはいずれも佐野市出身で仙台市在住の荒井伸亮(あらいのぶあき)さん(24)と美鈴(みすず)さん(24)。3月に婚姻届を提出したが、感染拡大を受けて「2年後を目標に式を挙げよう」と話し合っていたという。しかし伸亮さんの母親が「新婦のご両親は娘の花嫁衣装を見たいはず」と、同社のプレゼント企画に応募し当選した。

 ウエディングドレスに身を包んだ美鈴さんとシルバーのタキシード姿の伸亮さんがスタジオで人前式を行う様子は、インターネットのビデオ会議アプリを利用して招待された家族や友人に配信された。2人が出題するクイズに参加者が答える企画も楽しんだ。

 美鈴さんは「実家にいるおばあちゃんに早く見せられてよかった」、伸亮さんは「コロナでつらい思いもしたけれど、幸せな気持ちになれたという方もいた」と満面の笑みで語った。

 田名網社長は「画面越しでも喜んでもらえるという手応えを感じた」と言い、今後は事業として取り組む考え。