車いすで搾乳可能に ユニバーサル牧場整備へ、障害者雇用も 那須塩原のハーレイ牧場

 酪農・オリジナル乳製品販売を手掛けるハーレイ牧場(那須塩原市百村、月井美好(つきいみよし)社長)は、障害者も安心して働けるユニバーサル牧場として自社牧場を整備する。東南アジアへの販路開拓も視野に入れた規模拡大に併せ、牛舎の搾乳スペースを車いすでも作業可能な造りにして、障害者を雇用する計画。自社の成長と共生社会の実現の両方を目指す。

 同市関谷の第2牧場をユニバーサル牧場に整備する。新たに造る牛舎は広さ4400平方メートル。ロボット搾乳機も導入するが、人の手で搾乳するスペースは通路を広く取るなど、車いすでも作業できるようにする。整備費は3億5千万円。7月中旬に着工し、11月の完成を予定する。

 整備に当たっては、日本政策金融公庫の融資のほか、栃木銀行などが創設した「とちぎん農業法人ファンド」から3010万円の出資を受けた。

 現在、乳牛は第2牧場と同市百村の第1牧場とを合わせ270頭、売上高は月井社長の妻・千枝子(ちえこ)さんが社長を務める乳製品販売のグループ会社分を含め、約1億8千万円(2016年7月期)。2021年に乳牛約800頭、売上高約6億円を目指す。