安倍晋三首相の辞任表明に、県内経済界からも驚きの声が上がった。株価や雇用の回復、外国人観光客の増加などの成果を評価する一方、経済格差の広がりを指摘する声もあった。

 県経営者協会の青木勲(あおきいさお)会長は「突然で大変驚いている。新型コロナという国難を克服しなければならない大事な時期でもあり、もう少し日本をリードしてほしかった」と惜しむ一方、「長期に政権を維持し、経済の回復と安定、外交で存在感を示せたのは大きな成果」と評価した。

 県商工会議所連合会の藤井昌一(ふじいしょういち)会長も「金融緩和策で株価も1万円割れから2万円を超している。輸出産業も伸びた」と評価。ただ「デフレ脱却という実感はまだ感じられない。大都市と地方都市、大企業と中小企業の格差は拡大したと感じる」とし、積み残った今後の課題に挙げた。