記者会見で警戒度の維持などを説明する福田知事=28日夕、県庁

 県は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染状況の警戒度について、31日までを期限としていた現在の「感染拡大注意」を9月末まで延長することを決めた。警戒度を判断する7指標のうち5指標は現在、最も低い警戒度で推移しているが、感染者の確認が続く近隣都県の状況なども考慮した。

 感染拡大注意は4段階で下から2番目の警戒度。県内では8月上旬をピークに、直近1週間の新規感染者数が減少傾向にある。現在は新規感染者に占める高齢者の割合や、病床稼働率なども低い水準となっている。

 ただ近隣都県を含め、県内でも継続的に感染者が確認されている。県は「感染拡大が再発する恐れが認められる」とし、警戒度を据え置くこととした。

 県民や事業者には引き続き、新型コロナ特別措置法第29条に基づき、基本的な感染防止対策の徹底などを要請する。イベントの開催制限は、政府の分科会が示した5千人の人数上限を同じく9月末まで延長する。

 一方、県の「医療従事者応援寄付金」には7月末現在、819件の計1億1776万円が寄せられた。寄付金は新型コロナの入院患者受け入れや外来対応などに当たる県内25医療機関の従事者に速やかに配分する。