根本大塔の模型を作った村上さん

 【矢板】安沢、大工村上哲弘(むらかみてつひろ)さん(82)はこのほど、高野山壇上伽藍(がらん)の根本大塔の木製模型を制作した。これまで日光東照宮五重塔などの模型を作ってきており、「近くにないものに挑戦しよう」と思い立ち、昨年7月ごろから作業を進めてきた。

 模型は実物の20分の1ほどの大きさで、高さ約2・5メートル、屋根幅約1メートル。写真からイメージを膨らませて図面を作成し、ヒノキやスギ、キリを材料に、長年愛用するかんなやのみなどを駆使して仕上げた。

 作業は長い日は1日10時間ほど行い、完成までに費やした日数は延べ265日。最上部にある九輪などの丸みを作るのに特に苦労したという。