秋の陶器市の中止を決めた実行委の会議=26日午後、益子町益子の益子駅舎

 益子町観光協会や益子焼協同組合、町などで組織する益子陶器市実行委員会(外池茂樹(とのいけしげき)委員長)は26日、益子駅舎で臨時会議を開き、10月31日~11月4日に町中心部で予定していた「益子秋の陶器市」の中止を決めた。新型コロナウイルスの感染状況が見通せず、来場者の安全安心が担保できないと判断した。春の陶器市に続き秋の中止も初めてで、今春同様にネット上で陶器市などを開く方針。

 会議では、益子陶器市運営委員会がテント村の代表や販売店主約500人を対象に今夏実施したアンケート結果を報告。秋の陶器市の開催時期を分散する案と1カ所に集中する案の2案について参加の意思を確認したところ、2案とも「参加する」「参加しない」がほぼ拮抗(きっこう)したという。

 実行委はアンケート結果などを踏まえ、開催の可否について協議。出席した委員全員の総意で中止を決めた。秋の陶器市は例年11月初旬に開かれ、期間中に20万人前後が来場している。

 外池委員長は「断腸の思いだがやむを得ない。秋の陶器市は中止でも、販売店などは通常営業している。町商工会と町観光協会の主催で両会員対象の感染防止対策講習会を9月に開き、コロナ対策に万全を期していく」と話している。