公式戦さながらの真剣勝負が繰り広げられた記念試合

記念撮影する一堂

公式戦さながらの真剣勝負が繰り広げられた記念試合 記念撮影する一堂

 【那須塩原】市内の軟式学童野球クラブチーム「箒根学童」は23日、OB高校3年生らチームと、OB中学生らチームの記念試合をくろいそ運動場野球場で行った。新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止となった高校3年生を、進学や就職に向け激励する狙い。同時に、中学生や試合を手伝う同クラブの児童に高校生の野球を体感してもらおうと、初めて実施した。

 同クラブは、野球を続けてきたOBの高校3年生が本年度8人おり、例年になく多かった。和気弘之(わきひろゆき)代表(51)は「大会で応援するのを楽しみにしていた」。しかしコロナ禍で中止になったことから「何かしてやれないか」と記念試合を企画した。

 参加したOBは作新高や日大東北高などから集まった高校3年生8人と、中学生2人。中学生チームには、同クラブコーチたちが加わった。

 試合では、ハンディとして、高校生が慣れていない軟式球を使用した。さくら清修高で野球部のマネジャーをした3年和気倖乃(わきゆきの)さん(17)がアナウンスを担当し、公式戦さながらの雰囲気に選手の気合は増した。

 高校生は、各校のユニホームを着て試合に臨んだ。継投でアンダースローの投手を投入するなど後輩相手に容赦はしなかった。

 中学生は先輩らに食らいつき、コーチらもかつての教え子に後れを取るまいと意地を見せ、試合は白熱。同クラブの児童はボール拾いや声出しを行い盛り上げた。結果は5対1で高校チームが勝利した。

 高校チームの青藍泰斗高3年君島義史(きみしまよしふみ)さん(17)は「小学生の頃の仲間とまた野球ができていい思い出になった」。中学チームの三島中3年根本洸希(ねもとこうき)さん(14)は「高校でも野球をやってみたい」と話した。