丸彦製菓の直売所に設置されたAIサーマルカメラ=日光市

 米菓製造販売の丸彦製菓(日光市芹沼、山田邦彦(やまだくにひこ)社長)は今月から、一度に20人まで表皮温を測定できるAI(人工知能)サーマルカメラを直売所と工場の出入り口2カ所に設置した。

 同カメラは広角レンズで人の動きを感知する。マスクをしていても露出する顔などの表皮温度を計測し、37・5度以上の場合、ランプが点滅する。録画機能により、対象者を確認することができる。

 同社はこれまでも新型コロナウイルス感染症対策を強化してきた。国の緊急事態宣言発出時に休業した直売所では再開時、セルフレジを導入して従業員との接触機会を減らした。試食はトングで取る形式から、お薦め品を入れた試食袋を提供するよう変更した。休憩所も3密回避のため撤去した。

 食品安全管理国際規格「FSSC22000」を取得している工場は以前から従業員の検温などを徹底している。コロナ対策でさらにロッカールームや休息所を2カ所に分散し、AIサーマルカメラでも350人全員をチェックする。

 山田社長は「万が一が出ないよう、やれることはできる限りやる」と話している。