「宇宙空間命充満図」と題する絵画を公開制作する木城さん(右)と、「北風と太陽」の松本施設長

 【大田原・那須塩原】那須塩原市戸田の旧戸田小を利用したギャラリー兼カフェレストラン「北風と太陽」で、大田原市小船渡にアトリエを構える画家木城圭美(きしろたまみ)さん(39)が、絵画の公開制作をしている。新型コロナウイルスの影響でギャラリー利用のキャンセルが出たため急きょ、同カフェが初めて企画した。木城さんは「どうやって作品ができていくのか見てほしい」としている。

 同カフェは、社会福祉法人「太陽の里福祉会」(那須塩原市上中野)が知的障害者のために運営する就労継続支援B型事業所で、昨年4月に開設。飲食スペース以外にギャラリー2室を整備。これまで毎月、作品展をしてきた。

 だが新型コロナで5、6、8月分がキャンセルとなったほか、本年度は10月以降予定がないという。7月に作品展を開いていた木城さんが、キャンセルに伴い、今月30日まで展示継続に加え、公開制作することになった。

 木城さんは、三重県出身で愛知県立芸術大大学院美術研究科修士課程修了。2006年「第1回大黒屋現代アート公募展」(板室温泉大黒屋主催)の入賞を機に同旅館へ就職し、09年退社。佐野市を経て16年から大田原市内にアトリエを構え、制作活動をしている。

 8月は絵画14点を展示しているほか、期間中に100号ほどの絵画2点の公開制作を進めている。木城さんは「通常は無意識で描いているが、色使いの質問が多く、自分自身、立ち止まって考えるきっかけにもなっている」としている。

 同カフェの松本和重(まつもとかずしげ)施設長(38)は「食事に来たお客が気軽にアートと触れ合える場所。公開制作の過程を見て、アートに対する何かを感じ取ってもらえたら」と話す。入場無料。午前11時~午後4時(火、水、第1木曜定休)。(問)同カフェ0287・73・8700。