CT装置を組み立てる生産ライン=大田原市

 今年1月に社名変更したキヤノングループのキヤノンメディカルシステムズ(CMSC、大田原市下石上、瀧口登志夫(たきぐちとしお)社長)は、キヤノンの各種技術を生かしたシナジー(相乗効果)に注力する。ヘルスケア分野はキヤノングループ全体の新規成長事業に位置付けられており、CMSCはグループの中核企業としてメディカル事業部門の売上高を2017年の4362億円から20年には6千億円弱、営業利益率10%を目指す方針。

 シナジーを進めるのは、(1)互いの医療技術(2)画像処理などイメージング技術(3)製造技術-3分野の融合。

 医療現場では、病院内に散在する医療画像や患者情報など膨大なデータから有用な情報を峻別(しゅんべつ)することが重要視されている。CMSCはキヤノンのデータ処理技術も取り入れ、有用な情報を集めて解析する診断支援システムを研究中。キヤノンが開発してきたがんの骨転移を検出する技術などの製品化を目指す。